こんにちは、MORI(@umezcamp)です。今日は、誰でも簡単にできる焚き火の起こし方!
焚き火を起こすのは簡単です。キャンプ初心者でも、いや、未経験者でも超簡単にできてしまいます。なぜそこまでハッキリ言い切れるかって?
現時点(2018.7)でキャンプ未経験者である僕でも、5分で安定した焚き火を起こすことができるから。
(追記)この翌月、無事キャンプデビューしましたよ!
ということで今日は焚き火の起こし方、その手順とコツをまとめてみたいと思います!
キャンプ初心者でも焚き火を素早く起こすコツと準備
キャンプ初心者どころか未経験者の僕ですが、焚き火が大好きです。焚き火用に、以前専用の焚き火台も購入済みだったりします。
スノーピークの焚き火台(M)。これについてはまたレビュー記事を書こうと思っています。
地面を燃やしてしまわないように、あと、キャンプ場によっては直接地面で焚き火を行うことを禁止しているところもよくあると聞きますので、焚き火台は一つ用意しておいたほうが良いでしょう。
今日はコイツを使って焚き火を行いたいと思います。では早速いってみましょう!
薪を小・中・大の3サイズ準備する
素早く安定した焚き火を起こすには準備が必要。その準備とは、薪(まき・たきぎ)についてです。
薪は小さいものから大きいものまで、せめて最低3段階くらいの大きさをそれぞれ準備しておきましょう。
ホームセンターやキャンプ場などに売られている薪を購入し、それを地道に斧で薪割りをしたりのこぎりで切ったりするのも楽しいですが、一番小さな薪として、使い古した割り箸を使用するってのも良い策ですよ。
そうそう、薪とは別に、焚き付けと呼ばれる一番最初に着火する素材も用意しておきましょう。焚き付けは新聞紙でもいいですし、めんどくさがり屋さんは小さな固形燃料を使ったりするようです。
今回用意した薪には、なんとこのような本格的な焚き付け(樹皮)が付属されていました。
5キロで1,280円もしやがったからね・・・。これくらいのおまけは当然か?
薪を天日干しして乾燥させておく
次に重要なのは、用意したこれらの薪を、天日干しによりしっかりと乾燥させておくことです。
薪が水分を含み湿っていると、炎が燃え移る時間が遅くなります。それに加え、含んだ水分が沸点に達することにより水蒸気がめーっちゃ発生します。シュゴーーーと音を立てたりするときもあります。(個人的にはこの音もひそかに好きだったりするけど。)
素早く焚き火を起こす方法としては、しっかりとおひさまに薪を乾かしてもらっときましょうね。
着火から5分で安定する焚き火の起こし方
薪の準備ができたらいよいよ着火・・・なんですが、着火から5分で安定した焚き火を作るには、薪の組み方が重要なポイントとなります。
手順をまとめていきます。
1.小さい順に薪を組む
薪は先程準備した、小さいものから順に組んでいきます。(一番底は「焚き付け」をセット!)
火は、大きなものにいきなり燃え移ったりはしません。小さなものから順に燃えていきます。感覚としては、小さな薪が燃えている間に中くらいの薪が徐々に温められ、そのうちに火が付く。 ⇒ 中くらいの薪に燃え移った炎により大きな薪が温められ、そのうちに火が付き燃え始める。といった感じ。
この「温められる」という工程が、安定して薪を燃やすコツなんですね。
2.風通り(空気の抜け)を意識し、重ね過ぎない
炎、というか温かい空気というのは、下から上に上昇していくという特性があります。この特性を利用し、薪の真ん中に、上昇する熱風の通りを良くするための空間を作ってやると効果的。煙突効果ってやつですね。
風通り(空気の抜け)を意識し、薪をびっしりと重ね過ぎないのが重要。薪を井桁型に組んでいくと効果的!
外部リンクオートキャンプ/初心者でも失敗しない、キャンプファイヤー井桁(いげた)型の組み方と手順
一番最後に、大きな(太い)薪を載せるのですが、写真のようにとりあえず2本程度でOK。まずはこの2本に炎が燃え移ることをゴールとするわけです。
この2本が安定して燃え始めれば、焚き火は成功したも同然。あとはのんびりと揺れる炎を見つめながら、一本一本薪をくべていけばよいのです。ここが焚き火の一番楽しい時間!
3.焚き付けに着火し、放置!
さて、ここまで準備できたら、いよいよ着火!一番底の焚き付けに火を付けます。
あとはひたすら放置!放置ったら放置!「いやいや、風を送り込まなければいけない!」なんつって、ウチワであおいだりふーふー吹いたりしないように!せっかく着いた火が消えてしまいかねないので。
BBQの着火のときにもたまにこういう人いませんか?しょっぱなからいきなりウチワであおいでるヤツ。ここまでちゃんとした手順で焚き火(or炭火)を準備できていたら、アレはまったくの無駄行為になるので絶対にやめましょう。
天候にもよりますが、放っておけばこれで着火から5分程度で、一番上の太い薪にちゃんと炎が燃え移りますよ。
4.太い薪に炎が移ってから新しい薪をくべる
一番上の太い薪に炎が無事燃え移ったら、新しい薪を一本一本くべていきましょう。先程も書きましたが、ここが焚き火の真骨頂!心が穏やかになるひとときです。
焚き火って不思議ですよね。
なんであんなに、いつまでもいつまでも、ぼーーーっと眺めていられるんだろう・・・?
焚き火の魅力に憑りつかれてる貴方なら、わかるでしょ?この気持ち。
焚き火を行う際の注意点
というわけで、以上、キャンプ初心者(未経験者)でも簡単にできる焚き火の起こし方講座(?)でした。
ここからは焚き火を行う際の注意点なんかをまとめていきたいと思います。焚き火を安全に楽しむためにも、ルールはしっかりと守りましょう!
消火用の水を準備すること
火は、思いもかけない動きをすることが多々あります。ちょっとした風向きだとか、思いもよらない勢いが付いたりだとか。
不測の事態に素早く対応できる状態にしておくことが何よりも大事。ということで、消火用のお水を常にそばに準備しておきましょう。
ホースのついた水道がすぐ近くにあれば問題ないのですが、水場から遠いキャンプ地なんかもざらに存在すると聞きます。そのような場所で焚き火(及びBBQ等)を行う場合、沢山のお水を蓄えておくことができるタンクなどを用意しておくとよいでしょう。
条例や法律を守り、焚き火許可範囲内で行うこと
一昔前は、庭先で焚き火するなんてごく当たり前の光景だったんですけどねぇ。我が家でも亡くなった祖父が、秋になるとよく落ち葉を焚いて焼き芋作ってくれたものでした。
最近は法律や、地域ごとに定められた条例等により、気軽に焚き火などできません。
ルールを守り、焚き火が許可された地域で遊びましょうね!
焚き火で料理するときは、熾火(おきび)になるまで待つべし
「焚き火を行う際の注意点」としてコレを書くのは少々不適切な気もしますが・・・まぁ注意点っていえば注意点かな?w
焚き火を使って料理をする際は、熾火になるまで待ってから行いましょう。
熾火ってのはこのような状態ですね↑
薪が燃え盛り炎が出ている状態が終わり、このように表面が白くなった状態です。
熾火になる前に料理を行うと、必ずといっていいほど焦げます。中に火が通る前に、表面がまっ黒になります。
チャーハンとかさ、そういうのは別ですけどね。焚き火を使って料理をするときは、熾火になるのを待ちましょう!これにより、遠赤外線効果が充分に発揮され、食べ物の中までしっかり熱の通った料理を作ることができますよ!
【まとめ】素早く安定した焚き火を起こすには
では最後にまとめてみますね。
素早く安定した焚き火を起こすためには・・・
- 大中小(最低3段階)の薪を用意し、充分に乾燥させる
- 小さい薪から順に大きな薪へ燃え移っていくので、小さい順に薪を組んでいく
- 熱風の、下から上へ上昇する特性(煙突効果)を活用すべく、井桁型に薪を組む
- 焚き付けに着火したあとは、The 放置プレイ
- 太い薪に炎が燃え移ったら準備完了!心ゆくまで焚き火を楽しむべし
こんなところかな?
準備さえきちんと行えば、焚き火って本当に簡単です。機会があれば是非チャレンジしてみてくださいね!
では以上、MORI(@umezcamp)でした。